JLC PCBで基盤を発注してみる件①
Robomatchプロジェクトの阿部です。
今回のRobomatchではJLC PCB様(https://jlcpcb.com/JPV)にスポンサーになっていただいております。
今回は基盤を作って発注する流れをざっくばらんに解説していくことでJLC PCB様への御礼をしていこうと思います。
(複数回に分けていく予定です。)
JLCPCB様を知り得たきっかけ
きっかけは、今年3月に開催されたロボカップジュニアの全国大会の引率に行った時にスポンサーとしてポスターに書いてあったからです。
今までは、別の企業にお願いしていたのですが、JLCPCBが中華企業にしては(失礼)とても高品質であるという話も聞いて実際に頼んでみようと思ったからです。
実際に頼んでみて、テスト基盤をいくつか発注させていただいたのですが、綺麗にできているという印象です。
基盤発注の仕方
基本的にはKi Cadを使って基盤制作をしています。
今回はラインセンサーを基盤にして発注していこうと思います。
①基盤制作(次回に解説します。)
どうにかこうにかして基盤を作ります。
今回KiCadになかったフットプリントもあったのでそちらをどうやって解決したかなども次回ご紹介させていただければと思います。
②データ書き出し
今まで発注していた企業様場合、細々と設定なければいけなかったのですが、JLC PCB様の場合はプラグインから簡単にデータが出力できます。割とちゃんとしっかり便利です。
ここからJLCPCB様のプラグインを探すと
PCBエディターの方にこんな感じの画面が出て、これを押すと、データを保存しているところに
productionというファイルが出てきて、その中にZIPファイルが出てきます。
他のデータは意外と使う機会があります(近いうちに紹介します。)
これで書き出しは終わりです。
発注
あとは発注です。
ここにアクセスして
この黒丸のところにさっき出力したZIPを出力するだけです。
わからないことがあれば隣にDeepLでも用意してここに聞けば昼夜逆転してない限りすぐ対応してくれます。
わからないことや不安なことがあればすぐに対応していただけます。
(一度発注ミスをしでかしたのでそのさいはすぐに対応していただきました。その際はお世話になりました。)
基盤の設定ページです。
サイズは100mm×100mmにすると安くなります(5枚5$)
Qtyが個数です。企業によっては多少余分に送ってくるのですがJLCPCB様はちょうどの数だけ送ってくるのである意味自社製品への自信を感じました。
色が何色でも料金があまり変わらないのも魅力的です。
プロトタイプの場合は緑色にすると値段そのまま早く生産できるらしいで製品版と分けるという意味でもおすすめです。
日本語にしました。基本的に必要なのは本番ファイルの確認でしょうか。本番ファイルの確認をするとミスってた場合、メールでここうまく行ってないけどこれでいいんか?とメールが来ます。とてもありがたい。
あとは注文番号を消すというのもあります。注文番号がどこかしらにシルクで書かれるので嫌だなと思う方ははいとすればいいと思います。(大体五百円くらい)
注文
あとは注文をするだけです。
写真を撮り忘れたので今回は文章のだけですが、
JLCPCB様では配送会社を結構選べます。
基本的に基盤よりも配送料の方が高いです()
今回は一番安かったOCS(調べたらANAっぽい)で発注しました。
6〜8日で到着となっていましたが大体6日くらいで届きました。まあ早い。
基盤制作日程を含めれば大体1週間で手元に届くかなと思います。
基盤もシルクズレとかも今のところなく、おすすめです。
また近いうちにアセンブリで実装してもらうのでそれを含めてより詳しい記事を再度投稿できればいいと思います。
公式サイトはこちらになりますので基盤発注に挑戦してみたい方はぜひどうぞ。